*All archives* |  *Admin*

2017/05
≪04  1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30  31   06≫
グリレス
  

或る人にとっての食べ物はまた或る人にとっての毒である。

                          ― ルクレティウス ― 
  


こんばんは 親愛なるマニアの皆様。

自慢のコレクションも種数が増えると手を焼くでしょう?
とくにこんな季節の変わり目はね。

数日置きのはずの給餌や掃除、日光浴さえもローテーションだから
とどのつまり毎日じゃねーか!なんてね。
わたしも好きで選んだハズの稼業とはいえ、時には気が滅入る。
飼育疲れしてはいけませんよ、親友?
疲れ果てるほどに完璧さを求めると単純な事さえ見えなくなりそう。
たかが、されど、の精神でいきましょう。

わたしは現実逃避に日産へ。
オイル、エレメント交換。
1: 
008_convert_20161020233054.jpg
混んでりゃ、なお良い。
お茶淹れてもらって雑誌広げて自撮りする、か?笑
しばしの間、違う自分になり切る。
顔馴染みの社員さんと実のないくだらねーおしゃべりしてね。
どこの店が美味しいだとか、温泉いっただとか。しばしOL気分を満喫。
深くない接点の少ない知人だから自己演出も自在。そうでしょう?
そういうのもリフレッシュとして必要な時間。

帰ったらまた着替えてクソにまみれて作業するわけだからな。
クソ屋敷で部屋の中もクソだらけ。
このウチはうんこで出来てるんだろうか?
うんこなしには語れない家であり、仕事である。 ついでに人生までクソみたいだぜ。

クソといや、最近クソネズミが居なくなったな。
数年前まで天井裏で夜中走り回ってたのに。可愛い仔ネズミもたまに見た。
2-1:
013_convert_20161020233135.jpg
齧歯目について考えた事がおありだろうか?
現生種は1800を数える最大の目。
それは現生哺乳類全種のざっと3分の1を誇る。
2-2:
038_convert_20161020233328.jpg
巨大な切歯がチャームポイントの出っ歯集団。
下顎体腹外面と咬筋の付着面の違いから2亜目に大別されるのが一般的だ。
咬筋の付着面が大きく反り返る下顎を持つのがヤマアラシ顎亜目。
そうでなくストレートな下顎を持つのがリス顎亜目。
2-3:
036_convert_20161020233318.jpg
あと、よく議論になるのが齧歯目の分類と系統。
たとえば、ヤマアラシ顎亜目の中にテンジクネズミ型下目が含まれる。
この仲間はひょっとしてリス顎亜目とは目レベルで違う系統かも?なんて云われる。
で、テンジクネズミ型下目には、
デグー上科、チンチラ上科、テンジクネズミ上科、アメリカヤマアラシ上科が含まれる。
このうち、ガピパラ科はテンジクネズミ上科に位置する。
だから前にも文句言ったようにメディアが「ガピパラは世界最大のネズミ」と謳ったのに
は無理があるしどう解釈しても間違いである。
たとえ齧歯目が単系統の単一目だとしても、亜目レベルで話が違うしネズミ形下目の
ネズミ上科ネズミ科とは類縁は程遠い。まったく系統が違う。
3-1:
024_convert_20161020233212.jpg
他に有名なのは他科との系統関係がハッキリしない孤高の一群、
ウロコオウリス類とトビウサギ類。
一応、リス顎亜目に含まれてるけどよくわかっていない連中。
ウロコオリス上科は始新生に起源を持つ古い系統だけどね。
さらには、これもリス顎亜目だが原齧歯形下目の唯一の現生種ヤマビーバー科。
これも始新生から続くかなり古い系統。ヤマビーバー科以外は全部絶滅種だ。
3-2:
035_convert_20161016003139.jpg
このように、繁栄を極めた最大の現生目は謎と魔力に満ちている。
その咀嚼システムは機能的にかなり高度な特殊化である。
残念ながらその起源がどこにあり、どのように誕生したかはわかっていない。
かつて正原獣亜目と呼ばれた最古の正獣類の中にアナガレ目というのがある。
それと関係があるのではないか?とは言われてますが。
4-1:
029_convert_20161020233248.jpg
一般に小型で多産のものが多くどことなく原始的な部類に見えるかも知れない。
だが齧歯目はその実、後戻りできないほどに高度な特殊化を遂げた一群なのだ。
4-2:
034_convert_20161020233309.jpg
ここまで、伝統的な分類体系にしたがって目ないし亜目について述べてきたが、
ここで分子遺伝学的に解析し、放散と地質学的方面からの新しい見方をして見よう。
目以上、綱未満の括りとして捉えていただきたいのだが、齧歯目は核ゲノム解析の
結果、ユーアルコントグリレスと呼ばれる一群に帰属する。
4-3:
033_convert_20161020233259.jpg
即ち、齧歯目、兎目(重歯目)、ユーアルコンタ(霊長目+皮翼目+登攀目)を表す。
現生哺乳類における分類としてはツパイやサル類と起源を同じくするという事だ。
サイズや外観もよく似て、時に和名にネズミなどと付く無盲腸目とは類縁関係は薄い。
あちらはローラシテリア。この仲間には食肉目や奇蹄目などが含まれる。
5-1:
001_convert_20161020233415.jpg
このような高次群は伝統的な形態学、古生物学、解剖学から見ると矛盾した箇所も
見受けられるが、現在では目の再編成という意味では伝統的な分類にも重要な示唆
をもたらしてくれるとも言える。
5-2:
002_convert_20161020233425.jpg
たかだかちっぽけなクソ害獣(昔、我が家のカメレオンの仔をほとんど全滅させた)
のネズミでもその存在から正獣類の進化の歴史と放散、現実の大陸移動との整合性、
地球規模の我々人類の起源の時間と空間との推理の旅に導いてくれるものだ。
ああ、生き物ってなんてロマンチックなの、と思った秋の夕暮れ (なんじゃそりゃ笑)

画像の解説をしよう。
1: 日産の営業所での今日も美人のわたし
2-1: ノシ・ボラハ パンサーカメレオン 左側面観。
2-2: ノシ・ボラハ ハンドリング時
2-3: ノシ・ボラハ やや寄ったショット
3-1: マコレピスミナミモリドラゴン  紅い尾が目立ってきた左側面観。
3-2: マコレピスミナミモリドラゴン  右側面観。
4-1: トウブクビワトカゲベビー 2頭で仲良くバスキングの図。
4-2: トウブクビワトカゲベビー 右側面観。
4-3: トウブクビワトカゲベビー 背面から。
5-1: ガーゴイルゲッコウの最新ハッチ。 1頭はまだ頭部が出た段階。
5-2: ガーゴイルゲッコウのハッチリング時のアップの図。

ではでは、また次回~
スポンサーサイト
Secret
(非公開コメント受付中)

管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
Re: No title
カビパラ?カピバラ? ああっ!舌噛んじゃう!
プロフィール

miyabi。

Author:miyabi。
TreeMateというお店のブログで、自家繁殖をメインとしています。
カメレオンやヤモリとの楽しい暮らしを紹介します。
代表 上原 雅美
徳島県徳島市国府町府中349-1
E-mail treemate@hotmail.co.jp
第10268号 販売 第10412号 貸出
登録年月日 平成22年4月28日
有効期間  平成32年4月30日

最新記事
最新コメント
リンク
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR