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2017/09
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時の洗礼
あたしは日時計、 そんでもってあたしはしくじるの
           時計ならずっと上手く、何なくやれる事を


                                ―ヒレア・ブロック


こんばんは
秋の夜長にガーゴの餌やり。クレスは一昨日あげたから。
ローテーションは真綿で首を絞めるように気付けば連日ってね。
どうですか、秋の夜長にくだらないブログでも?

これがまたなかなか餌やりが終わんないもんだからねー
ついつい寝る前に食べ過ぎてしまうTreeMateです。
どうぞ宜しく。


美しいガーゴイルゲッコウのストライプ個体。
何頭集めても飽きないしこれからも理想の個体を探し続ける。
004_convert_20160916231747.jpg
ラコダクティルス属、旧ラコダクティルス属など限定された区域内に分布する
いわゆる「島モノ」は収集対象として魅力的で興味深い。
島モノとは云っても分布が広い同種内の離島個体群などとは意味合いが違う。
それはそれで面白いけどね、短いスパンでの進化を追える。
003_convert_20160916231732.jpg
オーストラリア区、オセアニア区は前時代のパラレルワールド。
原始的な進化の失敗作も残しながらもうひとつの進化を見ることができる。
009_convert_20160916231928.jpg
イシヤモリ亜科が原始的かどうかはさておき、あの区域では
独自の種分化と繁栄を遂げている一群である。
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最近じゃ恥ずかしくてあまり言わないが、
TreeMateのテーマは進化と種分化にある。・・・ハズ。
おカネの事ばかり言ってるけど実はそうではない。
012_convert_20160916232047.jpg
このガーゴイルゲッコウなどは他のミカドヤモリ類(旧分類だが近似、近縁種という事で)
と比べてもとても樹上生活を送っているような形態をしていないのが特徴。
立体的な頭部と胴体部も体高があり身体全体に対して手足が細くラメラも未発達だ。
同属のツギオミカドにしても横に扁平して幹に張り付く様はまさに樹上性のソレである。
近縁の他種と比べても棲息数も多いとされ、棲息地では普通に見られるそうだが
わたし的に形態的に見ればだがかなりの珍種に映る。
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これまた同属のコモチミカドヤモリも特徴的なように見えるがオーストラリア区の
イシヤモリ亜科には胎生種は他にもまあまあ存在する。
よく聞くと思うがニュージーランドとかは有名。

このテの仲間が厚みのある肉付きの良い立体的な頭部をしているのはやはりその
食性にあるのだろう。 生き物の末端の形状は常にその食性に由来する。
実際に棲息地での割合はともかく、ご存知の通り植物食(果実食)の傾向がある。
もちろん、肉食だが専食ではない。肉食専門の種よりは植物を食べる割合が高い。
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動物は植物の硬いセルロースを破壊するために顎や頭部が巨大化する傾向がある。
この辺は哺乳類の草食獣と違い顎関節の構造上、租借ができない爬虫類にそのまま
当てはめるのは多少強引な気がするがこの事は同種内での地域的個体群の実験で
ある程度証明されている事実でもある。トカゲ類でも草食性種は頭部に厚みがある。
008_convert_20160916231150.jpg
繁殖形態もこの仲間は少し変わっているように思う。
普通、トカゲ類はTDSDにおいてFM型が一般的でMF型はあまり知られていない。
ガーゴイルゲッコウと画像のモッシージャイアントゲッコウはデータではMF型の傾向。
あとルーズゲッコウでもMF型的なデータがあるがこれらに関してはまだ試す余地がある。
033_convert_20160917015527.jpg
つまり、FM型と言っても結構な確立で実はFMF型だったりする訳で、
もっと低い、あるいは高い温度で孵化させたならば(発生する前提で)
結局のところすべてFMF型である可能性がある。
単純に棲息環境に依るものだとしたらごく自然な結果でとくに変わっては
いないのだが広義のミカドヤモリ属の分布はニューカレドニアに限定される。
つまり、産卵時期に関してもほぼ同じか僅かな差異しかないという事。
ホオグロなど一部のヘミダクのように広域に分布するのなら話は別だが。
(オガサワラヤモリは広域分布だが別の理由でここで引き合いには出さない)
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さっきからラコダクだの旧ラコダクなどといっぱしにクチにしているわたしだが
実のところ、こんなにもくだらない信用性に欠けるものなどないと思っている。
DNAハイブリタゼーション、遺伝子の分子統計解析、だって?
無学な私には説明されても僅かしか理解できないが、これよりもっと信頼性の
おける分類方法が今後見つかったならまた変わる。 その程度のものなのよ。
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とかく、人類は、こと学問においては何にでも白黒付けて型に嵌めたがる。
そうしないと安心できないのだ。その証拠の信憑性に疑いを持っていても。
そして分類学者達はなかば強引にでも分類を昇格させたがる。
でも、進化論は圧倒的に正しく、歴史は存在する。そこには疑いようがない。
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カテゴリーに収めたがる学問の体質にこそ誤解を生む原因がある。
名前はとりあえずの符丁であり、そこまで重要視するものではない。
そして動物命名規約は定義的で伝統を重んじて、そこはかとなく頑固。
そういった性質を引き継いでるから和名にしてもセンスの欠片もない
クソダセェ矛盾したような種名でもなかなか改名される事はない。

進化とは一線を引いたように分別できるものではない。そうでしょう?
どこから旧属でどこから新属か、なんて可笑しいでしょう?
かならず近縁のどちらかの、あるいは複数のどれかに帰属する。
学問である以上それは避けられない決まりごと。
でも、現実には分化した以上はかならず中間的なものは存在する。

起源を同じくする、なんて言い出したら結局のところほとんど極論になってしまう。
動物学では正しくは鳥類は爬虫類である。でも同時に鳥はトカゲの末裔ではない。
派生形態的差異はすべて収斂だ、で結論付けられてしまうものなのだろうか?
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ラコダクティルス属のように限定した分布域の生き物は現世種、化石種を含めて
まさに進化の行われた模式標本としてうってつけの存在の一例だと思う。
そしてこの区に棲むイシヤモリ亜科全体が進化の存在した証拠なのである。
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分類に信用性が欠ける、と言ったでしょう?非難ではなくだから良いんですよ、逆。
頻繁に分類を改定するからこそ、旧分類にあてはまらない種に出合ったという事。
議論になる種すべてが何かの中間的な存在であって進化を証明している事になる。

わたしが今までラコダクティルスを販売してきたお客様方、あなたがたはかつて
ミッシング・リンクと云われた中間種をリビングの、あるいは寝室のビバリウムに
住まわせているのだ。 素晴らしくない?(笑)

我々の崇高なる趣味はペット学として愛玩動物の飼育の範疇には収まらない。
純粋にアカデミズムに帰結するものであり、サイエンスの発展に貢献するものである。

今夜はここまで。
また次回~


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No title
はじめまして。
以前レオパやコーンスネークを多数飼育していて、現在はレオパ一頭のみなのですが、この度ラコダクを飼育してみたいと考えております。

現在はクレスがガーゴの販売はされていないのでしょうか?
Re: タイトルなし
マスオカさま、今度お会いした際はじっくり進化についてお話しましょう!
生物進化ほど楽しくてエキサイトするものはございません。
お酒が入ると私はより熱くなり雄弁になるので面白いですよ(笑)
Re: No title
合原さま、こんばんは。

クレスやガーゴは現在でも年間通して販売してますよ。
ただ通販規制が施行され以前のようにネット販売できなくなったので、
ブログ等に個体画像と価格をセットで掲載をしなくなりました。

今現在の在庫として、ガーゴは品薄ですがクレスはそれこそ売る程おります。
お問い合わせはコメントではなくメールか電話にてお願い致します。
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急にすみません!
いきなり申し訳ないです!

以前イベントで尾切れの黄色いクレスから
産まれた子を購入させてもらった者なんですが
またクレスが欲しくて連絡しました!

お忙しいとは思いますが
返信お願いします!
Re: 急にすみません!
大柳 さま

こんにちは。
その節はお買い上げありがとうございます。

とは言え、コメントで返信もアレですので・・・
お取引ならメールか電話でお願い致します。

メールの欄にアドレス書き込みましたので
メール頂けるとありがたいです!
Re: 、
大柳 さま

メール欄・・・とは?
ちょっと申し訳ありません、閲覧、照会できませんので
こちらに一度メールいただけるとありがたいです。

treemate@hotmail.co.jp

あまりPC関係特異ではないものでして、すみません(笑)
プロフィール

miyabi。

Author:miyabi。
TreeMateというお店のブログで、自家繁殖をメインとしています。
カメレオンやヤモリとの楽しい暮らしを紹介します。
代表 上原 雅美
徳島県徳島市国府町府中349-1
E-mail treemate@hotmail.co.jp
第10268号 販売 第10412号 貸出
登録年月日 平成22年4月28日
有効期間  平成32年4月30日

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