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2017/05
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月曜から夜更かし
んちゃ  オラ悟空

はいはい TreeMateです どうもどうも


わたくし、別にカメレオン専門の店ってわけでもないんですが
それでもカメレオンはけっこうメイン的に扱ってはおりますです。

何年か前にとある人物と出会った時からすっかりカメラーになりました。

まぁ諸先輩の皆様方にくらべると全然たいした事ないんですが
それなりに数は触ってきました。とくにパンサーなんか一番死なせましたかねぇ?

積み上げた死体の数だけ上手にはなったつもりですが
わからない事だらけなのもまた事実。

飼育もそうですがパンサーカメレオンの販売時の名称(呼称)がとくにわからない。
んで、こんな事書いたら怒られっかなぁ?と思いつつも気になるから書いちゃうわね。

パンサーカメレオン問題

地域によって地色の変異の差が大きいパンサーは産地別に名が冠せられて流通する。
それをロカリティと呼んでいいのかタクサ、モルフと呼ぶのかはともかく分けて販売される。
でもその分類方は大抵の場合ひどく曖昧だ。時として乱暴とさえ言える。

そのなかでとくによくわからん事柄をいくつかここに問題として挙げてみる。

ピカソ問題

ピカソってよくわからない。認識も販売店によってまちまちだろう。
アンビローブが主な産地のパンサーだと思うが解釈や説はほんと様々。

「定まった基調色がなく個体個体の色彩が個性的なため外国でピカソと名付けられた」

って聞いたことがあるが日本ではまた解釈が違うらしい。
ただのアンビローブ産の商品名という説もあるがピカソはピカソというひともいる。

アンビローブ
2135_convert_20140303231009.jpg

なんかこうゆう画像のアンビローブじゃなしに海外でいうところの
レッド&ブルー的なやつをピカソって呼んでる?

かと思えば画像みたいなタイプのやつがピカソって売られてることもある。

ちなみに私自身はピカソの呼称で販売したことはない。
「これってピカソじゃなくレッド&ブルーじゃんよぉ!」
なんてクレームがきたら言い返すクチを持ち合わせてないからだ。

これがピカソ何なのかわからない問題。私的に。ダレかおせーて。


次に同じアンビ繋がりで、
アンビローブはでっかいゴミ箱問題

ワイルド個体が流通するパンサーカメレオン。

当然輸入というカタチになるがこれがなんとも。

今でこそ海外業者もちゃんと個別にモルフ名を表記して
パッキングしてくれてるがちょっと前までパンサーはパンサーで来てた。

今でもパンサーカメレオンで来ることもありますけどね。
ちなみに輸入便は扱っても輸入自体は私はした事がないし仕方もわからない。

アンビローブ
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よく見るブルーバーってヤツっすね。 

まぁごっちゃで来た場合はモルフ分けする作業が始まるんですが、
はっきりいってわかんないモルフもいる。
オスでもわかんないのいるのにメスは言わずもがなですよ、ホント。

モルフによっちゃあ典型的なメスは分けれる。
けど曖昧なものはリストにだいたいで含まれてるモルフから消去法で決めるしかない。

アラ、何のメスかしら? 
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ブルー・アンバンだろう?  え?違う? 

「タマタブじゃないな・・赤系のメスじゃねぇ、アンバンのメスは何かとわかりやすい。
ん~、開けてスグだから何とも言えんがピンクではない、と思う。
んじゃコレは、残るはアンビなんじゃねぇ?個体差はげしいし」的な。

実際にこのような会話がなされたかどうかはさておき、消去法だとこうなる。
アンビは個体差がはげしいのでアンビローブってひとくくりにしてるけど輸入便によって
来るタイプが違ったりする。実は単にアンビではなくその中にさえロカリティがあるのだ。
だから乱暴な分け方でもアンビに違いないから間違いではないけれど、タイプまではわからない。

また表現が違うが、アンビ・・か? 
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たぶんCBのハズだが。 

産地にこだわるのならわかんない個体は自分で飼うかSPで売るっかねぇわな。


しょうがないよね、だってわかんないんだもん。
でも最近ではけっこう細かく分かれて輸入されるから今後はあまり問題ではないかも。



さて、続きまして・・
ノシ・ベ・ブルー問題

大好きなノシ・ベ。
ですがノシ・ベにもかなり気になる一件がある。

たとえばこんな表記。「ノシ・ベ・ブルーのメス」

ノシ・ベ・ブルーのメスっているのか?
私が知らないだけならゴメンナサイ

あとパルダリス・ノシ・ベを総称してノシ・ベ・ブルーって呼んだりするから
どうであれ問題はない、か。

でも私ノシ・ベ・ブルーってノシ・ベの青味が強い個体だと思ってたー。
タム・レッド的(真っ赤になるタマタブ)なノリかと思ってたんですが。

青味が強いワイルドのノシ・ベ
1576_convert_20140303231427.jpg


ノシ・ベ・ブルーって呼ばれる輸入されたパンサーは見た事がある。
なるほど、色ボケしてても確かに青い。水色だ。他のノシ・ベとは違う。
けどコレってロカリティなのか?ブルーしか捕れない産地があるって事?
個体差レベルじゃなしに?

もしくは一種のホルモン異常とか、アザンティック的現象じゃなしに?

確かにノシ・ベは島の中でもいくつかのタクサに分かれるらしい。
ノシ・ベ・ブルーの地域があってもおかしくねぇ。
そういう地域があるなら、それは、ノシ・ベ・ブルーのメスだ!

けど個体差レベルのハナシだってんならブルーはオスだけのもんだろう?
メスってのがどうもな・・
繁殖個体だとしてもオス親は青くてもメス親はわかんなくない?

よく見るワイルド
2441_convert_20140303232638.jpg

繁殖された個体や長期飼い込みの個体は青くなっちゃう。
とくに繁殖個体は紫外線によるメラニンの沈着の加減なのか何なのか
わかんないけどパステル調の美しい空色になる。

一般的なワイルド
2418_convert_20140303232942.jpg

けどソレはあれじゃない?
いわゆるブルー・イエアメ現象でしょ?
イエアメガエルに限らずシュレーゲルアオガエルでもベトナムアオガエルでも
はたまたグリーンバシリスクでもやっぱり青っぽいもんね、CBは。

コレもよくわかんないノシ・ベ・ブルー何なのかわからない問題。


さて、あんま言いたいこと言ってると文句いわれてもアレですからこの辺でひと休み。

パンサーファンの方はすでに百も承知でしょうけどパンサーはマダガスカル北西部から
北部、東部沿岸の温暖で湿潤な地域に生息する。

北西部の島々、ノシ・ベ、ノシ・コンバ、ノシ・ファリー
対岸のアンバンジャ。
ノシ・ミツィオの対岸にはちょっと距離があるかもだがアンビローブ、ディエゴ・シュアレズ。
ぐっと海岸沿いに南下してサンバーバ、マロアンツェチャ、そしてボラハ島。
最南端でタマタブ。その道中でノシ・マンガベイ?だっけ?

色彩の変異には一定の法則があって分布域から
南北の中間付近に位置するのがサンバーバ。

サンバーバ
1833_convert_20140303232051.jpg
これぞパンサーカメレオン!ってカンジ? 

緑の基調色で赤黒いバーがはいってハラ側からオレンジや黄色がまわる。
興奮時には激変して個体によっては赤いバーだけ残して真っ黄色になる。
赤が鮮烈なボーダー柄になるやつはサンバーバ・レッドなんて呼ばれる。

コイツを基本と考えた場合、上(北)に行くにしたがって緑が鮮やかになってくる。
ディエゴやミツィオはキレイな緑色で目が赤くカスクを黒で縁取る。

ノシ・ミツィオ
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こうもソリッドな個体は珍しいんだぜ? 

同じ北部でも西側にまわるにつれて青い色面が増えてくる。アンバンジャやアンキフィーも
多色的なロカリティだが鮮烈な青いバーや地色が青っぽい場合が多い。

さらに北西の島々ではノシ・ベやファリーのように青い個体群となる。

ノシ・ファリー

057_convert_20140303230104.jpg

逆に南下すると赤い色が目立つ。
マロアン、タマタブ、マソアラ。
対岸のセントマリーは白色のパンサーで有名だが実際のところはわからない。

またベツモノ感がある変わった雰囲気のロカリティ
ピンクパンサー
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ガリガリだな、オイ。いつかは覚えてないがおそらくは入荷直後の画像。 

こんなカンジで赤系、多色系、青系って分布域によって考えれば複雑怪奇な
ロカリティもちょっとは方向性と系統分けができそうでしょ?
中にはピンクパンサーのように不思議な形態のパンサーもいるけどね、
ホントにパンサーかな?亜種とか近似種とかだったりして。それはないか。


って事でまた問題。
東部赤系パンサー問題

はい、これが一番わかりません。
マソアラって知ってますよね、あの人気のモルフ。
コレはマジでわからんから売るのもこわい。売るけどね。

タマタブみたいで顔やハラから白く抜けてくのがマソアラだと思ってましたけど、
ノシ・ボラハみたいなタイプのマソアラも登場で、なんかもう、わかんない。

タマタブ
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この辺がね~、どうもね。
こりゃタマタブっていうかマソアラっていうかってノシ・ボラハもいた。
ウソじゃないと思うよ、白かったし若かったから。別タイプというか典型的じゃないだけで。
つまりあの辺はみんなよく似てるんだと思う。

マソアラの若い個体
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マロアンでも赤黒いヤツはタマタブだか何だかわかんないし。
かなり白くなったタマタブもいた。もちろんワイルドで!

マソアラ岬はボラハ島の対岸だからボラハ的でもおかしくない。
ブルーダイヤがファリーの対岸だからファリーっぽいてのと同じでね。

これらに絶対の自信を持って産地別で販売するってことはこれはもう
マダガスカルに移住して何年か実地で模式標本を集めて検証するしかない。

これが東部の白~赤系パンサー全然わからん問題。あくまで私的に。
なかには正確にわかるってひともいるかも知れませんね。


とまぁ、予告通り長くなったでしょ?
だって同種でこんなに色が違うトカゲなんて他にいないからそりゃ熱くなるわよ。

あ、付け加えときますが諸ブリーダー、販売店様への批判では一切ありません。
マジわかんねー事とか曖昧な部分や疑問に思ってる事を自分なりに分析しただけ。

批判である訳がない。
だってペットで売ってんだから。
客は何であれその価値を認めて購入するんだから。

我々は分類学者でも現地の自然保護活動家でもない。

遺伝学的に確証のあるものしか販売できないなんてそんな訳ないし。
だいいち確証取れねーし。
各々が自分の考えるクオリティで売ればいいし、買えばいい。

私なんてロカリティミックスなんてザラだもん。
あ、ウソはつきませんよ?逆に売りにしてるから正直に言います。

最後にミックスの紹介でも。
ロカリティクロス問題

賛否両論あるでしょうね。

マソアラ×ブルーアンバンジャ
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でも美しいでしょ?中間型。
オスが優性だから(だったかな?)オス親に近くなる傾向がある。
というかクロスとわからぬ程にオス親の表現になる場合もある。
メスっぽくなるのもいるが、どうせ合わせるなら中間型が望ましい。とは思わない?

同じハッチで色の表現は安定しない。
まぁ安定しないのが逆にハイブリッドでない証拠でもあるんだけど。
ウンキュウとかやるひとにはわかるでしょ?クラッチでの表現の安定が。

中間型を軸にしてブリードを進めるといずれは
この親の子供は全員この表現ってなるさ、きっと。
こういう楽しみ方もアリだと思いますよ。
この国の伝統的なパンサーの売り方とは違っても。

ノシ・ミツィオ×ブルーアンバンジャ
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これは一見デーハーですがお客様のお家で成長した画像を見せてもらったら
ほとんどミツィオになっちゃいました。最後はオスに似ちゃうんだよなぁ。

私は言われたことはありませんがクロスは不自然だなんて意見もあるそうです。
フム。それはその人の考えるクオリティではそうなんだから否定はできません。

自然の遺伝情報が失われるとか倫理がどうとかの意見もあるでしょう。
ただ、倫理的には繁殖個体うんぬんではなく一度でも飼育下に置かれた動物は
原則生息地に返す事はできません。禁じられてんじゃない?
もちろん、現地の保護施設や調査捕獲は別でしょうけど。

更に付け加えて言うならとっくの昔に本来の生息地の殆どは失われ今や
プランテーションの二次林、三次林に棲むカメレオン。
ひょっとしたら今のモルフも比較的新しいものかもしれない。そりゃないか。


ペットで来たらペットで死ぬしかない。

不自然・・ねぇ。 私に言わせりゃカゴのなかのカメレオンはもう十分不自然。
だってカメレオンは山や森や里にいるもんでしょうが?
CBなんて鼻は短いし眼は優しいし体色も薄くてさらに不自然。
倫理どーこーつきつめれば結局はこのエキゾチックという分野も否定せねばならない。

パンサーは体色の変異が顕著だから守りたい気持ちはわからんでもないが
ロカリティというか地域ごとの遺伝情報の違いってのはどの動物でも当然ある。
分布域が広い動物ならなおさらだしね。それを交雑というのならもはやこの
爬虫類飼育という趣味の分野を維持するのは難しい。

つまりは、採集地を限定できなけば雌雄を別々に買い揃えることはできなくなる。
そして多くの場合、採集された場所なんて限定できないしできても信憑性も薄い。
この場合の場所とはスポットレベルでの区域(区間)をさす。
ロカリティ・データを取るときってそうゆうもんでしょう。

かならず同じ輸入便できた個体同士での繁殖になるし、それでも絶対とはいえない。
最初はまずオスから、とか今お嫁(お婿)さん募集中とかは遺伝情報の交雑が心配で
倫理に反してるならとうてい危なっかしくてできたものではない。って事になる。

水生生物ならともかく陸生の動物に倫理面で言う?ってのが私の意見。
歩みは遅くとも移動はする訳だからね。
だから倫理面ではなく、個人の追及するクオリティや好みの問題だと思うんです。

昔はね、ちゃんとモルフ別で繁殖させるのが一番いいと思ってた。
イヤ、今でもどこかでそう思ってる。マニアだからさ。伝統でもある。
でもフルキファーのメスなんてさ、オスほど長生きしないし無精卵持つじゃん。
ペアで仕入れて死んだり売れたりで片親になった個体は見殺しか?て考えたら、
ソレはまた違うんじゃねぇ?って思ってからはすっかりクロス屋。

ま、どこまでいっても賛否は平行線の問題でしょうけど、それもいい。

はい、一応今夜の問題はこれで終了です。
ちょっと内容自体に賛否両論ありそうですが書きたくってしょうがなかった

長文、お付き合いありがとうございました

次回はもっとポップな回にしまーす

おやすみなさーい
 
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プロフィール

miyabi。

Author:miyabi。
TreeMateというお店のブログで、自家繁殖をメインとしています。
カメレオンやヤモリとの楽しい暮らしを紹介します。
代表 上原 雅美
徳島県徳島市国府町府中349-1
E-mail treemate@hotmail.co.jp
第10268号 販売 第10412号 貸出
登録年月日 平成22年4月28日
有効期間  平成32年4月30日

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